着圧ソックスの選び方|圧の強さ・丈・サイズの決め方

たたんだハイソックスとメジャーを置いた水彩イラスト

「むくみに着圧ソックスがいいと聞くけれど、どれを選べばいいのか分からない」——圧の強さもタイプも幅があり、合わないものを選ぶと続きません。

この記事では、総合病院にて勤務している現役の理学療法士として、着圧ソックスの選び方と、使うときの注意点を解説します。特定の商品をすすめるものではありません。

この記事の結論

  • 着圧ソックスは「足首がいちばん強く、上にいくほど弱い」段階圧が基本
  • 日中用と就寝用は圧の強さが違う。強ければいいわけではない
  • しびれ・冷感・痛みが出たらすぐ外す。持病がある方は医師に相談を
目次

着圧ソックスはどう働くのか

ふくらはぎのポンプが働きにくいと、水分が下に溜まりやすくなります。着圧ソックスは外から圧をかけて、戻る流れを助けるという考え方の製品です。あくまで補助であり、こまめに動くことの代わりにはなりません。仕組みは足のむくみのセルフケアの記事を。

選ぶときの4つの観点

① 圧の強さ(hPa / mmHg)

足首で10〜20hPa前後が日中用の目安、就寝用はこれより弱いものが一般的です。強いほど効くわけではありません。締めつけすぎるとかえって流れを妨げます。

② 段階圧になっているか

ベッドに座ってハイソックスをふくらはぎまで引き上げる人の水彩イラスト
② 足首がいちばん強く、上にいくほど弱くなる設計かを確認する

足首がいちばん強く、ふくらはぎ・太ももへ向かって弱くなる設計かどうか。均一に締めるだけのものは、上端で食い込みやすくなります。

③ 丈(ハイソックス/ストッキング/レギンス)

ふくらはぎのむくみが中心ならハイソックスで足ります。丈が長いほど良いということはありません。

④ サイズ

足首とふくらはぎにメジャーを巻いて測る水彩イラスト
④ 靴のサイズではなく、足首とふくらはぎの周囲を測って選ぶ

足首とふくらはぎの周囲を測って選ぶのが基本です。靴のサイズだけで選ぶと合わないことがあります。

4つの観点を一覧にすると、表示のどこを見ればよいかが分かります。

見る観点目安
圧の強さ足首で10〜20hPa前後が日中用の目安。就寝用はこれより弱いものが一般的。強いほど効くわけではない
段階圧になっているか足首がいちばん強く、ふくらはぎ・太ももへ向かって弱くなる設計か
丈ふくらはぎのむくみが中心ならハイソックスで足りる。長いほど良いということはない
サイズ靴のサイズではなく、足首とふくらはぎの周囲を測って選ぶ

日中用と就寝用は分ける

厚みの違う2組のハイソックスを並べた水彩イラスト
日中用と就寝用は圧の強さが違う。兼用しない

日中は立ったり歩いたりするため、ある程度の圧が必要です。一方、横になっている間は重力の影響が小さいため、就寝用は弱い圧に設計されています。日中用をそのまま履いて寝ると、締めつけが強すぎることがあります。

続けやすくする道具(なくてもできます)

着圧ソックスがなくても、帰宅後に脚を高くして10分とかかと上げで対策はできます。足の疲れが強い方は靴の見直しや、ほぐす道具を足すのも一つです。

Avensのワンポイントアドバイス

着圧ソックスで多いのが「きついほど効く」と思って選んでしまうケースです。実際には、上端が食い込んでそこで流れが止まったり、痛くて続かなかったりします。一日履いていて痛くない強さが、その方に合った圧です。まず弱めから試してみてください。

使うときの注意点

  • しびれ・冷感・皮膚の色の変化が出たらすぐ外す
  • 折り返して履かない(そこだけ圧が二重になる)
  • 糖尿病・動脈の病気・皮膚炎などがある方は、使う前に医師に相談を
  • 毎日洗って、伸びてきたら交換する

よくある質問

Q1. 寝るときも履いていいですか?

就寝用として設計された弱い圧のものを選んでください。日中用をそのまま履いて寝ると締めつけが強すぎることがあります。

Q2. 毎日履いても大丈夫ですか?

痛みやしびれがなければ日常的に使われています。ただし皮膚の状態を毎日確かめ、異常があれば中止してください。

Q3. 圧は強いほうがいいですか?

いいえ。強すぎると上端で食い込み、かえって流れを妨げることがあります。一日履いていて痛くない強さを選んでください。

Q4. 着圧ソックスだけでむくみ対策になりますか?

補助として使うものです。こまめに動く・帰宅後に脚を高くする、といったケアと組み合わせるのが基本です。

まとめ

着圧ソックスは「足首がいちばん強い段階圧」「日中用と就寝用を分ける」「足首とふくらはぎを測ってサイズを選ぶ」の3点で選びます。強ければ効くというものではありません。あくまで補助で、動くことが主役です。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療を行うものではありません。痛み・しびれ・強い不調が続く場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。

参考にした情報源

本記事は、以下の公的機関・学会の公開情報を参考に、一般読者向けに分かりやすく再構成したものです。

※内容はあくまで一般的な目安です。年齢・既往歴・症状により適切な対応は異なります。気になる症状がある場合は、医師・理学療法士などの専門職にご相談ください。

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足のむくみやだるさが続く方へ。生活の中での動かし方から見直したい方は、ご相談を承っています

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この記事を書いた人

理学療法士。総合病院に勤務する現役の理学療法士として、姿勢・腰痛・肩こり・ストレッチなど、毎日の身体ケアに役立つ情報を分かりやすく発信しています。 詳しい経歴は執筆・監修者のページに掲載しています。

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