朝晩は涼しいのに日中は暑い。この時期「身体がだるい」「肩や腰がこわばる」と感じる方が増えます。季節の変わり目、とくに秋の寒暖差は身体にとって意外と負担です。
この記事では、総合病院にて勤務している現役の理学療法士として、寒暖差で身体が不調になりやすい理由と、今日からできるケアを解説します。
この記事の結論
- 気温差が大きいと体温調節に負担がかかり、疲れやすくなるとされています
- 冷えると筋肉は縮んでこわばり、肩こり・腰の張り・足のつりが出やすくなります
- 特別な治療より「温める・軽く動く・冷やさない」で落ち着く方がほとんどです
寒暖差で身体がだるく・こわばりやすい理由
気温差が大きいと、体温を一定に保つために自律神経が働き続け、疲れやすくなるとされます。また冷えると筋肉は縮んでこわばり、肩こり・腰の張り・足のつりなどが出やすくなります。「秋になると身体が重い」のは、気のせいではありません。
今日からできる3つのケア
① 朝、軽く動いて身体を温める

起きてすぐの2〜3分の軽いストレッチや足踏みで、体温が上がり自律神経の切り替えがスムーズに。朝の冷え込みで固まった身体をゆるめます。
朝の2〜3分メニュー
- その場で足踏み30秒
- 肩を大きく回す(前後各10回)
- 両手を上に伸ばして伸び(10秒×2)
- かかとの上げ下げ20回
朝は体温が低く、身体が最も硬い時間帯とされています。動いて体温を上げることで、その日一日の動きやすさが変わります。
② 「3つの首」を冷やさない

首・手首・足首は皮膚のすぐ下を太い血管が通るため、ここを冷やすと全身が冷えやすいとされます。薄手のスカーフ・靴下・カーディガンを1枚持ち歩くだけで違います。冷えの話は冷えとふくらはぎの記事を。
なぜ首・手首・足首なのか
この3か所は皮膚のすぐ下を太い血管が通っているため、ここが冷えると冷えた血液が全身をめぐりやすいとされています。
具体策
- 首:薄手のスカーフやハイネック
- 手首:袖の長い上着を1枚持ち歩く
- 足首:くるぶしが隠れる靴下。素足にサンダルは避ける
日中は暑く朝晩は冷える時期は、脱ぎ着できる1枚を持つほうが厚着より調節しやすくなります。
③ 夜は湯船で温めて、寝る前にゆるめる

シャワーで済ませがちな時期ですが、湯船に10分つかると身体の芯まで温まり、こわばりがほぐれます。そのあと寝る前のストレッチで、翌朝の身体の軽さが変わります。温めることの意味は温熱ケアの基本の記事を。
Avensのワンポイントアドバイス
秋口に「急に肩や腰がつらくなった」というご相談が増えます。多くは冷えによる筋肉のこわばりが背景にあり、特別な治療より「温める・軽く動く・冷やさない」で落ち着く方がほとんどです。朝の2分の足踏みと、夜の湯船。この2つを秋の習慣にしてみてください。
入浴と寝る前
- 38〜40度に10分。熱すぎる湯は身体が緊張します
- 湯の中で足首を内外に10回ずつ回す
- 上がったあと、気になる部位を20〜30秒伸ばす
寒暖差で出やすい不調と対処
- 肩こり・首の張り:温めてから肩甲骨を動かす
- 腰の張り:腹巻きで冷やさない。朝に膝を左右に倒す
- 足がつる:寝る前にふくらはぎを30秒伸ばし、水分を取る
- だるさ・寝つきの悪さ:就寝1〜2時間前の入浴で体温の上下をつくる
季節の変わり目に気をつけたい時期
1日の気温差が7度以上ある日や、前日より5度以上下がる日は負担が大きくなりやすいとされています。天気予報で気温差を確認して、服装を先に決めておくと対応しやすくなります。
注意点
- 強いだるさ・微熱・食欲不振が続く場合は、季節のせいにせず医療機関へ
- 持病がある方は、入浴の温度・時間を医師の指示に合わせる
よくある質問
Q1. だるさは気のせいではないですか?
気温差が大きいと体温調節に負担がかかり、疲れやすくなるとされています。ただし強いだるさや微熱が続く場合は、季節のせいにせず受診してください。
Q2. 運動したほうがいいですか?
軽い運動は血流を促し、体温調節にも役立つとされています。ただし寒い屋外でいきなり強い運動を始めると負担になるため、温まってから行ってください。
Q3. 朝起きられません
就寝1〜2時間前の入浴で体温を上げ、下がるタイミングで眠ると寝つきやすくなるとされています。朝は起きてすぐカーテンを開けて光を浴びるのも一つの方法です。
Q4. 古傷が痛むのは寒暖差のせいですか?
気温や気圧の変化で痛みを感じやすくなる方はいます。温めて動かすと楽になることが多いですが、痛みが強い場合は医療機関にご相談ください。
まとめ
秋の寒暖差は、自律神経と筋肉に負担をかけ、だるさやこわばりの原因になります。朝の軽い運動・3つの首を冷やさない・夜の湯船と寝る前ストレッチ。この3つで、季節の変わり目を軽やかに過ごしましょう。
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季節の変わり目の不調が気になる方へ。身体の使い方から見直したい方は、ご相談を承っています
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療を行うものではありません。痛み・しびれ・強い不調が続く場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。
参考にした情報源
本記事は、以下の公的機関・学会の公開情報を参考に、一般読者向けに分かりやすく再構成したものです。
※内容はあくまで一般的な目安です。年齢・既往歴・症状により適切な対応は異なります。気になる症状がある場合は、医師・理学療法士などの専門職にご相談ください。

