「お腹まわりが気になるけれど、腹筋運動は続かない」——そんな方は多いのではないでしょうか。実は、いきなり上体をぐいっと起こす腹筋は、腰を痛めやすく初心者には向きません。
この記事では、総合病院にて勤務している現役の理学療法士として、初心者でも腰を痛めにくい腹筋エクササイズと、お腹まわりケアの考え方を解説します。無理なく続けられる形から始めましょう。
いきなり「上体起こし」はおすすめしません
反動をつけて上体を起こす腹筋は、腰に負担がかかりやすく、フォームが崩れると腰を痛める原因になります。初心者は、まずお腹の深い筋肉(インナーマッスル)を働かせることから始めるのが安全です。体幹の基礎は体幹トレーニングの記事もどうぞ。
まず知っておきたいこと
「お腹を引き締めたい」場合、腹筋運動だけでなく、全身を動かす習慣や食生活もあわせて大切です。腹筋運動は「お腹の筋肉を使う感覚を育てる・姿勢を支える力をつける」ものと考えると、続けやすくなります。効果には個人差があり、短期間での変化を焦らないこともポイントです。
初心者向け腹筋エクササイズ3選
あおむけで、痛みのない範囲で。腰が反らないよう、お腹に軽く力を入れて行いましょう。
① ドローイン(お腹をへこませる)

あおむけでひざを立て、息を吐きながらおへそを背骨に近づけるようにお腹をへこませ、10秒キープ。5回ほど。お腹の深い筋肉を働かせる基本です。呼吸は止めません。
② ひざ曲げクランチ(小さく起こす)

あおむけでひざを立て、両手を太ももにのせます。息を吐きながら肩甲骨が軽く浮く程度に、小さく上体を起こします。反動は使わず、お腹の力でゆっくり。10回ほど。首に力が入りすぎないよう注意します。
③ かかと交互タッチ(下腹部)

あおむけでひざを立て、お腹に軽く力を入れたまま、片方のかかとを床に軽くタッチして戻すを左右交互に。10回ほど。腰が反らない範囲で、下腹部を意識します。
Avensの現場から
お腹のご相談では、「腹筋を頑張ったら腰が痛くなった」という方によくお会いします。多くは反動と回数の出しすぎが原因です。現場では「回数より、お腹に効いている感覚を大事に」とお伝えしています。ドローインで”お腹を使う感覚”をつかむところから始めると、腰を痛めずに続けやすくなります。
注意点
- 腰が反る・腰が痛むときは中止:お腹の力が抜けているサインです
- 反動を使わない:ゆっくり効かせる
- 回数より継続:少なくても毎日続けられる形を
- 腰痛がある方・妊娠中の方は、運動の前に医療機関にご相談ください
よくある質問
Q1. 毎日やってもいいですか?
ここで紹介した軽いものは、毎日行っても構わないことが多いとされています。痛みや強い筋肉痛があるときは休みましょう。
Q2. お腹はどのくらいで引き締まりますか?
見た目の変化には個人差が大きく、運動だけでなく生活習慣全体が関わります。数字や期間にとらわれず、「続けられること」を優先しましょう。
まとめ
初心者の腹筋は、反動を使う上体起こしより、ドローイン・小さなクランチ・かかとタッチから。腰を反らせず、お腹に効かせる感覚を大切に。回数より継続、そして焦らないことがお腹まわりケアのコツです。
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※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療を行うものではありません。腰痛のある方・妊娠中の方や、運動で痛みが出る場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。
参考にした情報源
本記事は、以下の公的機関・学会の公開情報を参考に、一般読者向けに分かりやすく再構成したものです。
※内容はあくまで一般的な目安です。年齢・既往歴・症状により適切な対応は異なります。気になる症状がある場合は、医師・理学療法士などの専門職にご相談ください。

